認知症

認知症とは

脳は、人間の活動をコントロールしている脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりすると、さまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態のことを指します。
脳がうまく働かなければ、精神活動も身体活動もスムーズに運ばなくなります。
認知症には、いくつか種類がありますが、アルツハイマー型認知症、脳血管型認知症、レビー小体型認知症などが挙げられます。

認知症の危険因子

昨年学会の専門誌に九つの認知症の危険因子が発表されました。
高血圧、糖尿病、肥満、運動習慣のなさ、喫煙、質の低い教育、社会的な孤立、難聴、うつ状態です。
もしも難聴になる人を完全になくすことができたら、認知症を9%減らせると指摘しています。

認知症の症状

認知症の症状は「中核症状」と「周辺状況」の大きく2つに分けられます。
中核症状とは、一般的に認知症の方なら誰でも現れる症状で、記憶障害、理解や判断力の低下、実行機能障害などが挙げられます。
周辺症状とは、中核症状がもととなり、心理行動に現れる症状になります。睡眠障害、妄想、幻覚、徘徊などが挙げられます。

認知症は予防できるの?

現在、はっきりとした認知症の予防策は明らかになっていませんが、認知症になりにくくするために、食生活から栄養を充分摂り、適度な運動をし、よく睡眠をとるなど生活習慣を見直すようにしましょう。
また、脳を鍛えるという意味で、日記をつけたり、頭を使うゲームをしたりすることで発症を遅らせる可能性が高まります。
いずれにせよ、認知症は早期発見と早期からの予防が重要となります。

比較的若い年齢の発症も増えており、特に高齢者の高度の難聴は、認知症を助長する場合があります。
聞き返しなどがあり、テレビの音が大きい場合は、まず耳鼻科を受診して聴力検査をしましょう。
早期に補聴器を使用して、認知症予防を行うことが必要です。

当院は葛飾区認知症連携医院ですので必要に応じて、充実した連携病院へご紹介をしておりますので、お気軽にご相談下さい。

気になる症状がございましたらご相談ください

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