風邪を引くと扁桃腺がウイルスや細菌が原因となって炎症を起こし、のどが痛くなったり、高熱が出たりする方がいます。それを急性扁桃炎といいますが、これを繰り返した場合を、反復性扁桃炎といいます。
様々なウイルスや細菌の感染が原因となり、咳やくしゃみに含まれたウイルスや細菌を鼻やのどから吸い込むことによる飛沫感染と、ウイルスや細菌に触れた手などを介する接触感染があります。また、ストレスやタバコなどの刺激による衛生状態の悪化、のどの細菌の乱れなどが誘因となり、扁桃腺の抵抗力や免疫力が低下することで感染しやすくなると言われています。
症状は発熱や全身倦怠感など、風邪の諸症状に伴い、喉の痛み・物を飲み込むときに痛みを感じるようになります。 扁桃炎は、両側性のことも片側性のこともあります。
扁桃炎は多くのウイルス、細菌が原因となります。多くはウイルスの感染によって発症しますが、ウイルスの場合は症状が軽ければ家で安静にしていれば治ることがほとんどです。しかし細菌の場合は、抗生剤を使って治す必要があります。
そのため、のどが腫れてきたり、痛みがあれば、早めに耳鼻科を受診しましょう。